広島・中崎 チェンジアップ使える 4年ぶり解禁、今春初打撃投手

[ 2018年2月20日 05:30 ]

ランチ特打に登板し、順調な仕上がりを見せた中崎
Photo By スポニチ

 抑え候補の広島・中崎が19日、沖縄2次キャンプで今春初めて打者を相手に投げた。鈴木、堂林、安部の打撃投手を務め、30球でヒット性は3本。とりわけ好感触を得たのが、4年ぶりに解禁したチェンジアップだ。

 「精度はもう少しだけど、最初にしては良かった。順調にいけば試合でも使えるボールになると思う」

 5球を試投。安部への1球目は低めに外れたが、2球目は「それよりもボール1個分上を意識して」空振りを奪った。堂林には2球を投げ、いずれも遊ゴロ。「しっかり腕を振れば落ちてくれる」と手応えをつかんだ。

 3年目まで投げていた変化球。近年はスライダーとシュートが軸だったが、「そろそろ対応もされてくる」と危機感を抱き、再び球種に加えようと練習に励む。「違う球が1つ増えるだけで変わってくる」。打者の目線を変えるのが主眼だ。

 この日は直球の最速が144キロを計測。見守った緒方監督は「いいね。この時期にない球を投げている」と絶賛。抑えについては「そういうポジションで投げてほしいけど、確定じゃない」とし、競争での奪取に期待した。

 「直球もシュートも全体的にいい感じで投げられた。ブルペンでしっかり調整し、実戦に入っていきたい」

 打者を幻惑する緩急を加え、守護神として君臨するつもりだ。(江尾 卓也)

続きを表示

2018年2月20日のニュース