ソフトB今宮 初回二盗に好走塁、“足攻”意識「しっかり走る」

[ 2018年2月18日 05:55 ]

ソフトバン紅白戦   紅組1―2白組 ( 2018年2月17日    アイビー )

ソフトバンク春季キャンプ紅白戦 初回1死、松田の時、一走の今宮が二盗
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 ソフトバンクは17日、今キャンプ初の紅白戦を行い、両チーム計3盗塁を決めるなど、走塁面の取り組みの成果が出た。今宮健太内野手(26)は初回に二盗をマークすると、内野ゴロの間に二塁から本塁を陥れる好走塁を見せた。昨季の盗塁数はリーグ4位の73個だったチームが、今季は「足攻」の意識を高め得点力アップを狙う。

 スピードを緩めなかった。初回2死二塁。内川がボテボテの遊ゴロを放った際、二塁走者の今宮は三塁ベースを蹴った。遊撃・高田の送球が高く浮く。一塁手は捕球するも打者走者はセーフとなり、今宮は本塁に生還。先制点をもたらした。

 今宮 普通です。相手のミスが出ないわけじゃないので、アウトが完了するまでしっかり走る。当たり前のプレーを当たり前にやるのが強いチームだと思うので、怠ってはいけない。

 村松外野守備走塁コーチ 緩めていたら本塁はセーフになっていない。今宮はしっかり回ってくれていた。打てないときでも足が使えればいい。

 キャンプから取り組む走塁改革。紅白戦初戦から、ナインは積極的に次の塁を狙った。初回の今宮をはじめ、西田、川島が二盗をマーク。捕手に2度、刺される場面もあったが、6イニング制で行われた試合で、一塁走者は5度もスタートを切った。日本一になった昨季、盗塁数はリーグ4位の73個。柳田、内川、デスパイネの中軸は12球団屈指の破壊力があるだけに、走塁面の意識が高まれば、さらなる得点力アップが期待できる。

 工藤監督 隙があれば走るのはうちのいいところ。走る意識はみんなに持ってもらいたい。積極的な走塁が最初のゲームから出たのは良かった。

 リーグ連覇、2年連続の日本一へ、今年は打つだけではない。チーム全体に「足攻」の意識を浸透させ、他球団にとって脅威となる攻撃スタイルにする。

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2018年2月18日のニュース