広島・岡田 仁王立ち!最速152キロ「もっと良くなる」

[ 2018年2月17日 05:30 ]

広島紅白戦   紅組1―0白組 ( 2018年2月16日    コザしんきん )

紅白戦の4回、会沢の強烈なライナーを好捕する岡田
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 広島の沖縄2次キャンプが16日に始まり、開幕先発枠を狙う岡田が順調な仕上がりを披露した。紅白戦で白組の2番手として今春初めて実戦登板し、3回からの2イニングを2安打零封。最速152キロを計測した直球で相手打者を押し込んだ。

 「最初のイニングで力んだし、試合ではまだ調整が必要。もっと良くなる感覚はある」

 3回から登板。四球と2安打で1死満塁となってからが真骨頂だった。昨季MVPの丸を150キロで追い込み、最後はフォークで見逃し三振。続くバティスタには初球の152キロから“大台”を3球続け、力ずくで一ゴロに仕留めた。特筆に値するのは終速だ。バティスタへの2球目は初速151キロに対し、終速149キロ。阪神・飯田スコアラーは「初速と終速の差がない。球の質がいいということ。もう仕上がっているんじゃないか」と驚きを隠さなかった。

 昨季は12勝を挙げながらフォームを乱して終盤に失速。いきおい今春は安定感を追求し、体の軸と脱力に意識を置く。打者3人で片付けた2イニング目は「頭の位置のズレに気付けたので修正できた」成果だった。「去年できなかったので、1年間ローテーションを守れる安定感を求めていきたい」。直球の威力はまさにバズーカ。3年目の進化が楽しみだ。 (江尾 卓也)

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