【有藤通世チェック】ロッテ中村 早大時代の二塁復帰が心理面でプラスに

[ 2018年2月12日 09:30 ]

ロッテ紅白戦   白組15―7紅組 ( 2018年2月11日    石垣市営 )

紅白戦の6回1死一塁、中村は2打席連発となる左越え2ランを放つ
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 ロッテ・中村の野球をやっている姿はトップクラスになれる雰囲気がある。井口監督が言うようにシーズン30本塁打を狙うだけの資質はあったが、昨季まではバットに当たらない回数の方が多かったように思う。

 成長の跡を感じたのは、初回2死の四球だった。2ボール2ストライクから2球連続、二木のボールを見送り、一塁へ歩いた。このあたりが、昨年と比べて成長しつつある点だと感じた。早大時代の「本職」である二塁へコンバートされたことも心理的にプラスに働いていると感じた。

 2本目の左越えへの一発は、変化球をうまく拾った形になった。あれは相当、手首が強くなければ打てない。センター中心に右方向へも本塁打を打てる打者だが、こういう当たりも増えてくれば相手チームにとっては嫌だ。井口監督は3番に座ってほしいだろうし、その力は十分にある。(スポニチ本紙評論家)

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2018年2月12日のニュース