ロッテ井口監督、涌井に出産休暇 妻の押切もえは今月末に出産予定

[ 2018年2月7日 05:43 ]

今キャンプ初めてブルペンでピッチングを行った涌井
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 ロッテの井口監督が6日、エース涌井に異例の「出産休暇」を与える考えを明かした。涌井は今月末に、妻でタレントの押切もえが第1子の出産を控えている。

 「子供が生まれる時は(会いに)行ってほしい。だから普段より早めに調整したほうがいいと言っている。何日か調整できなかったりするので。一生に一度のことだからね」

 調整を前倒しで進めておけば、多少チームを離れても影響は少ないと考える。出産予定日が練習試合と重なった場合も家族との時間を優先させる方針。「昔は親の死に目にも会えなかったけど、僕は全然そんなことはないですよ。シーズン中でもね」。これもまた、井口流だ。

 キャンプ第2クールに入ったこの日、初めてブルペン入りした涌井は「立ち投げだけです」とブルペン捕手に告げ、捕手を立たせたまま29球を投げた。昨秋にFA権を行使した右腕は目指したメジャーとの契約に至らず、チームが1月30日に残留を発表した。同日に石垣島入りし、ばたばたのキャンプインだったが、投球練習開始は昨季より1日早い。井口監督の配慮に対し、行動で応えた。

 ブルペン後、言葉を発することはなかった背番号16。わが子の誕生という一大イベントに立ち会うことは、有力視される開幕投手へ力になるはずだ。 (福浦 健太郎)

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2018年2月7日のニュース