西武 喫煙発覚の19歳今井に厳罰 対外試合出場禁止、ユニ着用も認めず

[ 2018年2月7日 05:30 ]

今井の喫煙が判明し、頭を下げる鈴木球団本部長
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 西武は6日、未成年の今井達也投手(19)が喫煙したため厳重注意し、7日から対外試合出場停止処分にしたと発表した。

 16年夏の甲子園優勝投手で、今季に期待が集まっていた2年目右腕。1月下旬に埼玉県所沢市内の公共の場で喫煙行為があったとの外部情報が5日、球団に届いた。鈴木葉留彦球団本部長が高知市に出向き、2軍主体のB班キャンプに参加する今井と面談。認めたため、処分を下した。キャンプを含め今後の練習参加は認めるものの、ユニホームではなくジャージーを着用させる。

 鈴木本部長は「野球選手の前に社会人であるし、西武ライオンズというものが頭についている選手。制裁も大きくなるというのは分かってほしい」と語った。処分解除の時期は今後の本人の生活態度などを見ながら、5月中と幅を持たせた。最低でも4月いっぱいは試合出場とユニホーム着用を認めない。

 今井は球団を通じ「深く反省しております。自分自身の甘さが今回の事態を招いてしまった。二度とこのようなことを起こさないよう、自分に厳しくありたい」とコメントした。球団は未成年者を再教育し、再発防止に取り組む。

 ◆今井 達也(いまい・たつや)1998年(平10)5月9日、栃木県生まれの19歳。作新学院3年夏の甲子園で5試合41イニングを投げ44奪三振、防御率1・10と活躍し、同校を54年ぶりの全国制覇に導いた。同年U―18アジア選手権では決勝で好投し、優勝に貢献。16年ドラフト1位で西武入団。FA移籍した岸の背番号11を継承した。1メートル80、70キロ。右投げ右打ち。

 <西武の最近の不祥事>12年ドラフトで2位指名を受けた相内誠は、仮契約後の同年12月に道交法違反(無免許運転と速度超過)の疑いで摘発。入団手続きが翌13年3月まで凍結された。14年1月に未成年での飲酒、喫煙が発覚。6カ月間の対外試合出場禁止等の処分が下った。また、16年には球団職員が大麻取締法違反(輸入)容疑で逮捕。昨年12月には、妻帯者の所属選手1人が未婚の一般女性と過去に不適切な行為があったことが明らかとなった。

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2018年2月7日のニュース