清宮 打倒サファテ 昨季MVP腕を「打ったら凄く自信になる」

[ 2018年2月7日 05:30 ]

サングラスに手をかける清宮
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 日本ハムのキャンプ地に5日(日本時間6日)、珍客が現れた。ソフトバンクのサファテだ。日本一球団の守護神は、54セーブでMVPに輝いた昨季の疲労を考慮されて3月合流を認められている。アリゾナ州チャンドラーに自宅を構え、「妻が近くの歯医者に通ってるから」と車を約25分走らせてスコッツデールに来た。

 元同僚で日本ハムに復帰した鶴岡に会う目的だったが、ドラフト1位・清宮(早実)にも関心があった。「ホークスも獲りにいったけどファイターズはラッキーだった」。7球団競合の昨秋ドラフトを思い出して笑い、「甲子園は見ていた。対戦を楽しみにしている」と言葉をつないだ。その時を想像して「いっぱいいっぱいフォークを投げるよ。ノー真っすぐ。フォークとカーブでOKだ」と攻略法まで明かした。

 守備練習中の清宮は存在に気づかなかった。来訪を後で知り、驚いた。サファテには「うなるような球を投げるイメージ」を持っている。その剛速球ではなく変化球で攻めるという“予告”を聞き「ハハハ」と笑った。

 「MVPですよね。打ったら打ったで凄く自信になる。そういう投手を打てるようになったら、やっとプロになったという感じがすると思います」

 強大な敵が待つシーズンに備えるキャンプ。この日始まった第2クールのテーマは「地道なことを積み重ねて自分のものにすること」と設定した。右手親指の打撲の影響で打撃練習を再開できるめどは立たないが「ここで焦ってもしようがないので、ちょっとずつ進みたい」と前を向いた。 (東尾 洋樹)

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