広島・新井“極寒キャンプイン”41歳・厄年も「関係ない」

[ 2018年2月2日 09:11 ]

リラックスした表情で練習を行う新井
Photo By スポニチ

 球団史上初のリーグ3連覇を目指す広島は宮崎・日南市の天福球場でキャンプイン。極寒で降雨という異例の悪コンディションの中、最年長の新井ら42選手が精力的に動き回り、熱気と気迫が室内練習場などに充満した。

 「まじで寒い。今までで一番寒いぐらい。予想以上に寒いので、気を付けながらじっくりという形になる」

 プロ20年目のベテランは「寒い」を連発して目を白黒させた。無理もない。午前10時の気温は6度。風が冷たく、体感温度は表示よりも寒い。しかも雨。全体メニューや特打こそ室内でこなしたが、個人練習は消化できず持ち越しとなった。

 「今年も走るよ。ただ今日は寒いし、(雨で足場が)滑るしね」

 2年連続で初日に実施していた50メートルの坂道ダッシュ。下半身強化に力を入れる第1クールならではのメニューだが、さすがにこの日は故障予防のためにも回避せざるを得なかった。環境が好転すれば、2日にもチャレンジする意向だ。

 「気持ちの変化はない。自然体で入った。オフはいい練習ができたので、キャンプでさらに追い込みたい」

 1月30日で41歳。厄年に当たるが、「今年が本厄。でも、関係ない。すごいこと(護摩行)を毎年やっているので厄払いもしない」と笑い飛ばす。そんなベテランや若手の動きを見守った緒方監督は納得の表情だ。

 「初日はちょっと残念な天気になったけど、皆がしっかり練習をやってこの場に来ている感じがした」

 極寒スタートでも明るく、活気あふれるナイン。その中心に率先垂範の41歳がいる。(江尾 卓也)

続きを表示

2018年2月2日のニュース