【中畑清 CHECK!】躍動感あったDeNA東 小柄でも小さく見えない

[ 2018年2月2日 10:08 ]

ブルペンで投球を見る中畑氏(左)と篠原コーチ
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 キャンプ初日から走ったよ。投球練習の予定がなかったDeNAの東が投げているっていうんだもん。メイン球場から息を切らせてたどり着いたブルペン。間に合ってよかった。

 捕手を立たせての投球だったけど、期待通り。1メートル70の体を小さく感じさせない。ボディーバランスがよく、スムーズに腕が振れて躍動感がある。ミットをはじく音もいい。力強い音色。ボールの勢いを感じたよ。

 捕手を座らせても、このバランスで、勢いのある球を低めに集められたら、先発ローテーションに食い込んでくるんじゃないかな。小柄な左腕という点では、パワーピッチングを続けてルーキーシーズンに10勝を挙げた昨年の浜口という成功例がある。参考にできると思うよ。

 新たな勝負球としてカーブを導入しようとしている今永、石田、浜口に続く左腕の先発候補。左4枚のサウスポー王国が誕生したら凄い。今後の調整、実戦に入っての投球が楽しみだね。(スポニチ本紙評論家)

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2018年2月2日のニュース