阪神ロサリオ 金本監督に弟子入り志願「いろいろ聞きながら」

[ 2018年2月1日 05:30 ]

全体ミーティングに参加し、大山(左)と握手を交わすロサリオ(右)とモレノ
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 ドリスやモレノと沖縄入りした阪神・ロサリオは、読谷村の宿舎に入り同僚たちと顔合わせした。来日前に覚えた3つの日本語「アリガトウゴザイマス」「コンニチハ」「コンバンハ」が役に立った!?夕方には、屈強な肉体を際立たせるピチピチの長袖シャツを身にまとって全体ミーティングに参加。金本監督の目を見て、声を聞いて、考えを知っていよいよ始まると覚悟した。

 「実力も経験もある方だと聞いている。そういう方から教えてもらえるのはすごくありがたい。まだあいさつしかしていない。どんな人かも知ってみたい。いろいろ聞きながらやっていきたい」

 スペイン語で「闘牛」を意味する「トロ」が愛称の男も、野球少年のように目を輝かせた。NPB歴代10位の476本塁打を放ったオーラに圧倒されたかのように、すぐに“弟子入り”を志願した。

 待望の4番打者候補には、金本監督の期待も大きい。「メジャーでも28本(12年)打っている年があるし、多少、日本よりレベルが落ちると思うけど韓国でもね。パワーはあると思う」

 評価されているのは長打力だけではなく、「調子が悪い時も何とかバットに当てて1点をもぎ取るというね。しぶとい二塁ゴロとか、しぶといポテンヒットとかができそうなタイプ」と、実践向きなスタイルも絶賛した。金本阪神が追求する泥臭い1点も取りにいくことができる。

 キャンプ初日から全体練習は若手と同じメニューを消化する予定。「年も若いし、雰囲気、日本の投手に慣れるという2点で、まったく別というわけじゃなくね。彼さえよければある程度、実戦も早めに行こうかなというのもある」

 1月30日には甲子園室内で来日初打ちを済ませており、万全の状態でのキャンプイン。武者震いが止まらない。「はやく、あした(1日)が来てほしい」――。バットをもったときに、本当の自己紹介となる。(巻木 周平)

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2018年2月1日のニュース