広島・安部 2年連続3割&30盗塁へ「去年より上を目指す」

[ 2018年1月31日 08:16 ]

青色の新グラブでノックをうける安部
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 広島・安部友裕内野手(28)は30日、マツダスタジアムの屋内練習場での合同自主トレを打ち上げた。1月はグアムで自主トレを行い、「もう完全に大丈夫です」と、昨季手術した右ふくらはぎも完治。今季の目標を2年連続の打率3割超えと30盗塁に設定し、キャリアハイを目指して2月1日のキャンプインを迎える。

 昨季の経験が、さらなる高みに手が届くことを教えてくれた。

 「去年、(打率)3割を打てたので、それ以上はしっかり残したい。三振も減らしたいし、四球は増やしたいし。やっぱり、出塁というところにはこだわってやっているので。塁に出られれば、足でかき回すこともできる」

 昨季は自身最多の123試合に出場し、チームトップでセ・リーグ4位となる打率・310を記録。キャリアハイを残したが、今季も自己記録更新は可能との確信がある。

 「逆方向を意識していけば、左(投手)も克服していけると思う」。昨季、対右投手には打率・334ながら、対左投手には同・238と課題を露呈。先発が左投手のときには、三塁の定位置を譲ることもあった。この弱点を克服するべく、今オフは逆方向への打撃を徹底。完全習得を果たせば、自然と2年連続の3割超えはみえてくる。

 キャリアハイは打撃に限った話ではない。昨季の盗塁数は、自身最多の17。だが、2軍で2度の盗塁王に輝いた俊足は、この程度では満足できない。「去年よりは上を目指しています。20個?いや、もっと上です。30はしたいですね。去年は積極的にいけないところもあった。スタートを切れれば、もっと増えてくると思うので」と量産を誓う。

 1月は、小窪らとともにグアムでの自主トレを実施。昨季9月18日・阪神戦での右ふくらはぎ死球による手術箇所は、すでに完治した。「去年手術したから、多少練習を変えた部分はあったけど、もう完全に大丈夫です。もちろん、打撃も含めてしっかりやってきましたよ。そのために(グアムに)行ったわけですから」。南国で日焼けした肌は、充実した調整を行ったことの証し。キャリアハイに挑むための球春が、まもなく始まる。 (河合 洋介)

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2018年1月31日のニュース