巨人・坂本、疲労軽減へフォーム改造“上げ幅”下げて打率上げる

[ 2018年1月31日 05:30 ]

前年より踏み込む際に高く上げていた右足を低くした新フォームで打撃練習する坂本
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 左足スパイクは地面から約10センチ。昨年の半分ほどの高さに下げた。巨人・坂本勇が打撃改造に着手し、左足の上げ方を変えた。

 「シンプルに、強く振ることができるように。足はあまり上げないように意識しながらやっている」。宮崎での合同自主トレ最終日。ティー打撃でフォームを確認し、マシン相手に振り込んだ。

 入団当時は、左足を大きく上げてタイミングを取るタイプだった坂本勇。ベース側に足を投げ出す「遊び」もあった。年々足の上げ幅は減っていたが、今年は一気に、昨年の半分ほどに下げた。「投手と対戦したら少し変わってくるかもしれないけど、これくらいが理想」と説明した。

 3月のWBCから始まった昨季は、7月まで全て月間打率3割を超えたが、終盤は失速。8月の打率は・221、9、10月は・208で、2年連続の首位打者を逃した。疲労から「右足にうまく体重が乗らない」と感じたのが要因の一つ。無駄な動きの少ない「新打法」は疲労も軽減でき、安定した成績につながる。

 2月1日、キャンプインを迎える。「昨年(4位で)悔しい思いをしたので、今年は優勝できるように主将として引っ張っていきたい」。今年は足を上げないで、終盤の成績を下げない。 (神田 佑)

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2018年1月31日のニュース