大谷17勝でスペシャル時計 セイコーウオッチとサプライヤー契約

[ 2018年1月31日 05:30 ]

セイコーウオッチとサプライヤー契約を結び、服部CEO(右)と写真に納まるエンゼルス・大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がセイコーウオッチ社とサプライヤー(物品供給)契約を締結したことが31日、発表された。都内で行われた会談では同社の時計4本が贈られ、服部真二CEO(65)から背番号と同じ17勝達成で同社のスペシャル時計贈呈を約束され、大谷も達成へ意欲を見せた。この日は千葉・鎌ケ谷にある日本ハム2軍施設でブルペン投球を行った。

 16年春からイメージキャラクターとして起用されたセイコーウオッチ社と新たに結んだサプライヤー契約。大谷はメジャー1年目を戦う新たなモチベーションとなり得る提案を受けた。今月下旬に東京・銀座を象徴する和光で行われた服部CEOとの約15分間の会談の中でのことだった。

 服部CEOが「契約期間内に(背番号と同じ)17勝した場合、スペシャル時計の贈呈をします」と約束。すぐさま「17勝は難しいかな…」とフォローが入ったが、大谷は「そのくらい(17勝)の気持ちで頑張ります」と答えた。グレーのスーツと青白のチェック柄のネクタイ姿の大谷は、記念の腕時計を4本贈呈された後に、同CEOと固い握手を交わしたという。

 投手と打者の二刀流起用となる大谷にとって17勝は簡単なハードルではない。エ軍のマイク・ソーシア監督は、今季の先発6人制構想を明かす。3月29日(日本時間30日)の開幕・アスレチックス戦に登板し中6日で先発した場合、最大27試合の計算だ。日本選手で17勝以上は、08年に18勝の松坂(当時レッドソックス)だけ。日本ハムでも15年の15勝が自己最多だが、大谷は「これから米国で挑戦するがとてもワクワクしている。米国で二刀流で頑張っていきたい」と目を輝かせる。数々の常識を覆してきた大谷なら…の期待は大きく膨らむ。

 昨年夏には同社から「大谷モデル」の腕時計も発売されたが、担当者は特製時計について「市販されているものではなく、どういった時計にするか大谷選手と相談したい」と話す。17勝以上の活躍を見せた際には、価格を付けられない「オンリーワン」の時計が手渡される。 (柳原 直之)

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2018年1月31日のニュース