【春のヒーロー 名場面】86年“新湊旋風”チーム打率最低もミラクル連発

[ 2018年1月31日 10:00 ]

センバツ群像今ありて~第1章~(4)

86年第58回大会、初戦で享栄打線を2安打に抑える好投を見せた酒井盛政
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 86年の第58回大会では新湊が冬場の積雪のハンデを乗り越え、富山勢として春夏通じて最高成績となる4強入りを果たした。

 雨中の初戦で大会No・1左腕と称された近藤真一(現真市、中日投手コーチ)擁する享栄と対戦しエース酒井盛政が自らの適時三塁打で奪った1点を死守する完封勝利。2回戦はV候補の拓大紅陵に4点差を逆転勝ち。続く京都西戦は1―1の延長14回に相手ボークを誘って決勝点を奪った。

 準決勝で宇都宮南に敗れたが、出場32校中最低のチーム打率など普通の高校生たちがミラクル劇を連発し「新湊旋風」と呼ばれた。

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2018年1月31日のニュース