既に大谷超え?西武新助っ投カスティーヨは自称“最速166キロ”

[ 2018年1月29日 05:39 ]

来日し、笑顔を見せるカスティーヨ
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 1メートル85、107キロのドミニカンが到着ゲートに姿を現すと、成田空港の利用客がざわめいた。西武の新外国人カスティーヨ(前ドジャース)が来日。先発候補として期待される右腕は到着早々、衝撃の告白をした。

 「16年に(韓国リーグで)103マイル(約166キロ)を出したことがある。(ドジャースに在籍した)昨年の最速は101マイル(約163キロ)。直球には自信があるし、もっと速い球を投げられると思う」。外国人最速はクルーン(巨人)が持つ162キロ。それどころか、16年に日本ハム・大谷(現エンゼルス)が記録したプロ野球最速の165キロさえも超えている。13歳で130キロ後半を投げていたというから驚きだ。メジャー経験は昨季の2試合しかないが、28歳で日本に来た助っ人は「(速球を投げられる要因は)神様から授かったものだ」と誇らしげ。大谷が海を渡る今季、プロ野球最速記録の更新へ意欲を見せた。

 昨季11勝の野上が巨人へFA移籍し、現時点で先発ローテーション入りが確定的なのは菊池、十亀、ウルフの3人のみ。助っ人右腕は先発4番手以降を多和田、高橋光、高木勇、ドラフト1位・斉藤大(明大)らと争う。春季キャンプはA班(1軍)スタート。昨年に先発に転向したばかりだが、規格外の速球で「三振をたくさん取りたい」と意気込む。

 昨季所属したド軍ではダルビッシュと同僚だった。「とても仲良くしていた」。そう笑顔で振り返った助っ人が驚異のスピードで日本球界を震撼(しんかん)させる。 (原田 真奈子)

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2018年1月29日のニュース