横浜高同期のG後藤 脳裏に焼き付く“怪物”の剛球「直球を投げると聞いていたのに…」

[ 2018年1月27日 09:42 ]

ノックを受けるDeNAのG後藤
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 夢をかなえる時が来た。DeNAのG(ゴメス)後藤武敏内野手(37)が26日、横須賀市内の2軍施設で自主トレを行い、中日にテスト入団した松坂について「同じセ・リーグなので対戦する可能性がある。今からワクワクしている。最高のモチベーションになっている」と喜んだ。

 松坂とは横浜高の同期で3年時の98年に甲子園春夏連覇を達成。法大を経て入団した西武でも同僚になった。プロでの対戦は一度もないが、3年夏の甲子園の直前練習でシート打撃を行った際に対決する機会があった。全て直球で3球三振を喫し「直球を投げると聞いていたのに…。衝撃を受けた」。怪物の剛球の軌道は、今でも脳裏に焼き付いている。

 最後に会ったのは15年8月。松坂が右肩を手術し、見舞いに訪れた病室で「お互い頑張ろう。いつか対戦しよう」とエールを交換した。「代打の切り札」だった後藤も年々出場機会が減少し、昨季は26試合で26打数3安打、打率・115。「危機感は持っている。同学年がいなくなって寂しい気持ちはあるけど、まだまだ松坂世代は終わらせない」。キャンプは2軍スタートも生き残りを懸けて16年目のシーズンに臨む。

 「高3夏の衝撃」から20年。「松坂はまだまだ絶対にやれる。僕らの世代のトップですから。夢をかなえるためにも(チーム内で)勝負していく」。一緒に戦った横浜スタジアムで初対戦が実現すれば、最高の舞台となる。 (重光 晋太郎)

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2018年1月27日のニュース