阪神ドリス“サファテ超え”宣言「自分にもできないことではない」

[ 2018年1月26日 07:50 ]

来日し記者の質問に答えるドリス
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 昨季セ・リーグの最多セーブのタイトルを獲得した阪神のラファエル・ドリス投手(30)が25日、ドミニカ共和国から関西国際空港着の航空機で来日し、伝説のクローザー超えを宣言した。

 球団関係者を見つけると、長旅の疲れも感じさせず笑顔を振りまいた。「ドミニカにいた時も日本が恋しく、日本に帰ってきたという感じだよ」。昨年はオフに右肘の手術を受けた影響で宜野座キャンプでテストを受けて入団が決まったが、今季は万全。「100%できる状態で来た。練習は去年より厳しくやってきた」と自信を口にし、目標に挙げたのはソフトバンクの守護神・サファテだった。

 サファテは昨年、プロ野球新記録となる54セーブを記録。リーグ&日本シリーズMVPに外国人選手として初めて正力松太郎賞を受賞するなど大活躍した。伝説の男になりつつあるが、ドリスはライバルとしてとらえた。

 「確実にセーブを挙げていたのはすごいと思ったが、サファテにできたということは、自分にもできないことではない。シーズンで結果を残して、ファイナルに進出したい。サファテのことも気にしながらやっていく」

 昨年は63試合に登板し4勝37セーブで、自身初となるタイトルを獲得。堂々の成績だが、今年はさらに上を見ている。球団では呉昇桓がオスンファン「以来と2年連続セーブ王を視野に入れ「自分のセーブ記録を塗り替えるつもりで来ている」と豪語した。

 金本監督の構想では今季も守護神の大本命。「やる気満々で来たが、楽しみながらやりたいね」。責任感と自信を胸に、猛虎で新たな伝説をつくりにいく。 (鶴崎 唯史)

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2018年1月26日のニュース