阪神ドラ２高橋遥　１軍Ｃ合流あるぞ　金本監督「打てない」

キャッチボールをする高橋遥
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　日本列島を過去最強クラスの寒気が襲った中、阪神・金本監督が合同スタッフ会議後に甲子園球場のブルペンで新人４投手の投球練習を初めて見守った。

　「まだまだ。寒いし、できあがっていないし。今これで判断したらかわいそう。この気温で…」と前置きした上で既にキャンプの２軍スタートを決めていたドラフト２位・高橋遥（亜大）の投球に目を見張った。

　「高橋遥も連れて行きたかったけどね、人数の関係で。いいボールを投げる。体がちょっとアレだけど、潜在能力というのは素晴らしい。すごい。伸び伸び来る。ど真ん中に回転のいいボールをドーンと。まずはそれだけでいいと思う。あれ、打てないと思うよ。まあ、いい時は続かないらしいけどね（笑）」

　力感のないフォームとは対照的な力強い直球にほれ込み、キャンプ中に昇格させる可能性を「もちろんある」と認めた。体が未完成でメンタル面にも課題を残す分、逆に可能性は無限大とも言える。一流に育て上げるべく、育成法もシミュレーション済みだ。

　「メンタルさえきっちりね。少々、四球を出してもいいからという。方針その１の青柳みたいな感じで育ててやりたい。青柳バージョンでね」

　新人時代から制球難を逐一とがめず、のびのび投げさせた青柳に原型を重ね合わせ、「薮田（広島）みたいになってくれたらいい」と将来像を設定。同じ亜大からプロへ進み、昨季１５勝で才能を開花させた薮田のような“大化け”を期待した。（惟任　貴信）