松井秀喜氏、米国野球殿堂入りならず 得票4票で来年の候補から外れる

[ 2018年1月25日 09:18 ]

松井秀喜氏
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 米国野球殿堂入りメンバーが24日(日本時間25日)、発表され、ヤンキースなどで通算175本塁打を放った松井秀喜氏は日本勢では14年の野茂英雄氏以来2人目の候補に入ったが、選出はならなかった。松井氏は03年に巨人からヤンキースに移籍し、09年には日本選手初のワールドシリーズMVPを獲得。日本の殿堂には今年、史上最年少で入った。

 米国の殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で、75%以上の得票が条件となる。大リーグだけの実績で評価され、5%未満は翌年の候補から外れる。松井氏の得票は0・9%にあたる4票にとどまり、来年の候補には残らない。14年の野茂氏も1・1%(6票)で、資格取得1年目で翌年の候補から外れた。

 松井氏と同じ資格1年目では、ブレーブス一筋で通算468本塁打のチッパー・ジョーンズ氏が97・2%(410票)、インディアンスなどで歴代8位の通算612本塁打のジム・トーミ氏が89・8%(379票)で選出された。また、17年にも資格を得ていたメンバーでは、エンゼルスなどで通算449本塁打のウラジーミル・ゲレロ氏(資格2年目)が92・9%(392票)、パドレスなどで歴代2位の通算601セーブのトレバー・ホフマン氏(同3年目)が79・9%(337票)で選ばれた。

 薬物使用が取り沙汰された、ジャイアンツなどで歴代1位の通算762本塁打のバリー・ボンズ氏は56・4%(238票)、レッドソックスなどで通算354勝のロジャー・クレメンス氏は57・3%(242票)で今年も届かなかった。

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2018年1月25日のニュース