今夏の甲子園 外野席有料化「500円程度」

[ 2018年1月25日 05:30 ]

甲子園球場の外野席
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 日本高野連は24日、今夏の第100回全国高校野球選手権大会から、甲子園大会で無料開放してきた外野席を有料化し、バックネット裏の中央特別席を全席前売りの指定席とすることを発表した。

 球場全体の混雑緩和や、ファンが行列をつくる外野席外の球場敷地内での転倒事故などを防ぐためで、夏に限った措置。外野席の料金について、高野連関係者は「試案としては500円程度」と話した。

 15年夏の大会では1年生の早実・清宮(現日本ハム)が人気を集めた。4強入りし、5試合全て第1試合に登場。試合のたびに球場内外がごった返す事態になった。これを契機に座席の争奪戦に拍車が掛かり、開門前の来場者が急増。過去5年間の統計では、一日平均の入場者数は15年の6万1571人をピークに減少しているが、開門時来場者数の平均は17年の5500人が最多だった。昨夏の第4日は開門時に1万2600人が集まり、対策を求める声が高まっていた。

 料金や販売方法は4月に決定する。新たな収益は野球振興などを目的とした「高校野球200年構想」の事業費用に充てられる。

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2018年1月25日のニュース