ソフトB東浜、具志堅用高氏と対面 完投数「倍以上に伸ばす」

[ 2018年1月24日 05:30 ]

具志堅(左)と握手する東浜
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 ソフトバンク・東浜巨投手(27)が23日、沖縄県うるま市内で自主トレーニングを公開。今季はチームの2年連続日本一と、昨年160イニングだった投球回を伸ばし、シーズン4完投以上を目標に掲げた。自主トレ中にはボクシングの元世界チャンピオン、具志堅用高(62)がサプライズで訪れ、激励を受ける場面もあった。

 思わず目を丸くした。東浜がグラウンドでキャッチボールを始めた直後、具志堅用高が突然、姿を現した。同じ沖縄出身の元世界王者の元へ駆け寄り、がっちりと握手。「たまたま凄いタイミング。レジェンドなので、お会いできて良かったです」と笑顔を見せた。

 具志堅はグラウンド近くでテレビ番組の撮影に臨んでいた。その合間を縫って顔を出し、右腕を激励。「沖縄の球場で野球選手に会うのは初めて。まだ20代でしょ?野球に打ち込んで頑張ってほしい」とエールを送った。

 東浜は昨季、16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得。チームの日本一に貢献したが「去年は去年。今年はまたゼロからのスタート」と気持ちを切り替えている。何よりもこだわっているのが「200投球回」のクリア。昨季の160イニングから大幅増へ「イニングを伸ばすには完投しないといけない。去年の倍以上はしたい」と、昨季の2完投から、今季は4完投を最低限のノルマとした。

 昨年12月にはハワイでトレーニングを行い、体重は4キロ増の80キロ。「基礎体力のアップを意識している。仕上がりは早い方だと思う」と効果を実感している様子。この日はマウンドから捕手を座らせ34球の投球練習。カーブは球速の異なる2種類を試し「まだ練習段階」と言いながら、高速カーブ習得にも取り組んでいる。

 「先発投手なら全員が思っていること」と、自身初の開幕投手にも意欲を見せた東浜。具志堅のように打たれ強く、KOされずに最後までマウンドを守れるか。真価が問われるシーズンとなる。(川島 毅洋)

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2018年1月24日のニュース