元中日・中村紀洋氏 松坂に激励メッセージ 「99」着けたから復活できるわけじゃない

[ 2018年1月24日 08:30 ]

07年に背番号99を背負い日本シリーズMVPに輝いた中村(右)左は森野
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 中日の背番号「99」の“先輩”となる中村紀洋氏(44)が、現役時代に「平成の名勝負」を演じた松坂に熱いメッセージを送った。

 背番号「99」を着けるのも何かの縁やね。僕が近鉄、大輔が西武にいたときの対戦は本当に楽しかった。打ったり抑えられたり、いろいろなシーンが目に浮かぶ。打った、勝ったじゃなく、本当に二人の空間を楽しめた。

 でも「99」は永久欠番でしょ。日本シリーズで優勝して、MVPも獲ったんやから(笑い)。僕は近鉄に入団したときの背番号が「66」やったからね。大輔も一から出直すつもりなら「18」をひっくり返して「81」で良かったんとちゃいます。

 大輔に言いたい。「99」を着けたから復活できるわけじゃない。僕はドラゴンズファンに納得してもらいたい、何とか認めてもらいたい、喜んでもらいたいとキツい練習を積んだ。日本一に貢献できて少しは認めてもらえたかなと思っている。

 長い間プレーしてきたから疲労が蓄積して、万全でシーズンを迎えることなんかできないことは分かっている。どこか痛い箇所があっても隠してやるしかない。周囲は結果を求める。期待は思っている以上に大きいと思う。今はすごいプレッシャーを感じていると思う。だからケガだけはしないように気をつけてほしい。

 野球に対して悔いが残っていたからドラゴンズの入団テストを受けたと思う。絶対に悔いを残さないようにやり尽くしてほしい。ほんまに頑張ってほしい。陰ながら応援しています。

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2018年1月24日のニュース