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【中畑清 キヨシスタイル】他球団との“仲良し自主トレ”に疑問

中畑清氏
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 2月1日のキャンプインに備えて選手が自主トレに励んでいる今、「これってどうなの?」と思っていることがある。

 他球団の選手が一緒になって行う合同自主トレだ。

 プロ野球にとって一番のファンサービスは緊張感あふれる対決、勝負を提供すること。シーズンに入れば敵味方に分かれて戦う相手同士が和気あいあいの仲良し軍団でいいのだろうか。

 グラウンドは戦場。星野仙一さんは常に「なれ合いはいかん!」と訴えていた。「相手チームの選手とあいさつしている姿をファンに見せるんじゃない」とあいさつも禁じていた闘将の遺志を継いで言っておきたい。

 携帯やメール、SNSで簡単に連絡が取れる時代。侍ジャパンで一緒になったり、出身校が一緒だったりする選手が交流するのは分かる。トレーニング方法や技術を共有したい気持ちも分かる。でも、それはシーズン終了後から年内で収めてもらいたい。

 年が明け、シーズンに向けての準備に入ったら戦闘モード。体づくりと同時に闘争心を高めていかなきゃ。この時期に他球団の選手が仲良く情報や技術を共有してるってのは決していいイメージじゃない。

 角界でもモンゴル出身の力士が以前、場所前に集まってゴルフを楽しんでいたと言われたよね。もし事実だとしたら残念。他球団の選手の合同自主トレにはそれに似た空気を感じるんだよね。

 最近は厳しい内角攻めや荒いプレーが減って乱闘がなくなり、コリジョンルールで本塁ベース上の激突プレーも消えた。今季から導入されるリクエスト制度で監督の猛抗議もなくなる。

 決してラフプレーや暴力を礼賛するわけじゃないけど、これも野球の一部という見せ場が減り、かつて球場にあった「殺気」がどんどん薄れていっている。これでいいのかな。

 プロ野球に求められるのはファンがワクワク、ドキドキする対決。選手がヒリヒリするような緊張感で勝負に臨む環境をどうやってつくっていくか。その第一歩として自主トレはどうあるべきか。みんなで考えていきたい。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

[ 2018年1月23日 10:00 ]

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