俊介 100%3カ条 外野残り1枠へ「今まで以上にチャンス」

[ 2018年1月21日 05:30 ]

ダッシュを繰り返す俊介
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 福留と糸井の2枠が確定している激しい外野戦争。原口とともに三重県伊賀市で自主トレしている阪神・俊介は(1)守備率(2)盗塁成功率(3)バント成功率――の3部門の100%を掲げ、3人目に滑り込む。

 「僕みたいな立場の選手は、この3つが確実にできないといけないと思う」

 (1)昨年は74度の守備機会で失策ゼロと守備率は100%を達成。「外野手がエラーしたら失点につながりやすいので、ここはこだわりたい」。今季から甲子園の外野アンツーカーが土から芝に変更されるが「たぶん気にならないと思います」と問題視していない。

 (2)74試合の出場で打率・309、4本塁打、23打点と課題だった打力が大幅アップしたものの、盗塁はわずか1個。筋トレで体を大きくした分、スピード系が下がった。今季は体重を2キロ落として、この自主トレでも瞬発系のメニューを取り入れるなどまだまだスピードにはこだわっていく。「1番を打ちたい。走れない1番打者はありえない」。

 (3)バントは昨年、5度企図して3度も失敗した。成功率は・400―。「絶対に決めないといけないと、気持ちが空回りしてしまった」と振り返る。

 昨季に取得した国内フリーエージェント権を行使することなく残留して迎える9年目、31歳シーズン。高山、中谷、江越、伊藤隼…。さらには新人の島田らと比較しても総合力では決して劣らない。「今まで以上にチャンスはあると思う。今年、レギュラーを取れなかったら年齢的にももうキツイと思うし、自分にプレッシャーをかけていきたい」。一番の武器は、この自信かもしれない。

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2018年1月21日のニュース