阪神ドラ3熊谷 左で快音 スイッチ本格始動「振れるようになってきた」

[ 2018年1月21日 05:30 ]

練習中、さわやかな笑みをこぼす熊谷
Photo By スポニチ

 「両打ち・熊谷」が本格始動した。阪神のドラフト3位・熊谷敬宥内野手(22=立大)が、鳴尾浜の室内練習場で新人合同自主トレでは初のフリー打撃を実施。打撃投手の投げる球を左右両打席で打ち返し、春季キャンプに向け準備を整えた。

 「打撃投手に投げてもらって打ち始めました。両打席で同じように同じ量でやっています。(左で)ちゃんと振れるようにはなってきた。まだ右に比べると力がないスイングなんで、もう少し力強く振れるようにしたい」

 昨年10月下旬のドラフト指名後に決まった両打ち転向。プロの世界に飛び込むことになった時から、何事にも挑戦する覚悟はできている。右打席で使っていた物よりも軽量の2種類のバットを発注し、まずは左打席でもしっかりとボールを捉えることを重視して練習に励む。

 「今はとりあえずバットに当てることを意識している。先っぽでもいいので、左で打つ感覚というのをつけようと思っています」

 今後は左打席での練習に、より比重を置いていく考え。「キャンプに行ってからもう少し増やしたい。来週からでも左の方を多めにやっていきたい」。守備力と俊足は折り紙付き。自慢の快速を、より生かせる左での打撃を身につければ、し烈な二遊間争いに割って入る資格は十分だ。(山添 晴治)

続きを表示

2018年1月21日のニュース