オリドラ1田嶋は和製ランディ“腕の位置、ボディーターン素晴らしい”

[ 2018年1月21日 05:30 ]

ブルペンで切れのある球を投げ込む田嶋
Photo By スポニチ

 オリックスのドラフト1位・田嶋大樹投手(21=JR東日本)が20日、大阪・舞洲の新人合同自主トレで初めてブルペン入り。捕手を立たせたまま直球のみ26球を投げただけだが、視察したコーチ陣からは、マリナーズなどで活躍しメジャー通算303勝したランディ・ジョンソン(現ダイヤモンドバックス球団特別補佐)の名前を出され、高い評価を受けた。

 「ランディ・ジョンソンに似ている」と切り出した小松投手コーチは「腕の位置もそうだし、しっかりストップがかかって、腕(の振り)もしなやか。特に(投球時における)軸からのボディーターンが素晴らしい」と絶賛。同じ左腕でスリークオーター気味の腕の位置から剛球を繰り出したレジェンドと重ね合わせた。

 田嶋本人は「最初だったので体を慣らす程度。感覚は悪くなかった」と昨年末以来となったブルペン投球を回顧。「セット(ポジション)では少しかかる感じだったので捕手を(右打者の)外側にした。ノーワインドアップでは右打者のクロスに入れるように投げました」と、最大の武器である右打者の内角に食い込むクロスファイヤーを意識するなど、考えた投球を見せた。

 今後は春季キャンプまで休養日を除き毎日ブルペン入りするという。「JR東日本の時からそうなので。全部入ります」。社会人No・1左腕から球界を代表する左腕へ。可能性は大きく膨らんでいく。(湯澤 涼)

続きを表示

2018年1月21日のニュース