墜落死のロイ・ハラデー元投手 体内からモルヒネなどの薬物が検出

[ 2018年1月20日 11:06 ]

ロイ・ハラデー元投手 (AP)
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 昨年11月に自ら操縦していた小型機が墜落して死亡したロイ・ハラデー元投手の体内から、治療目的で服用されたとみられる3種類の薬物が検出された。USAトゥデー(電子版)など米国の複数メディアが19日に報じた。

 同日に明らかになった検死結果によると、ハラデー元投手の体内からはモルヒネ、アンフェタミン、そしてゾルピデムの3種薬物が検出されたとのこと。違法な薬物は認められず、血中アルコール濃度も0・01mg/mlと問題のないレベルだったという。

 ただ、睡眠導入剤に用いられるゾルピデムに関しては、血中濃度が72ng/mlという数値を示しており、FDA(アメリカ食品医薬品局)のウェブサイトには、「ゾルピデムの血中濃度が50ng/mlを超えると、交通事故のリスクが増す」とある。事故原因は現在も調査中だが、このゾルピデムの服用過多がその一因にあったのではないかと見るメディアもあった。

 ハラデー元投手は現役時代にブルージェイズとフィリーズでプレー。メジャー16年間で通算203勝をマークした。自ら操縦していた小型機はフロリダ州沖に墜落。40歳の若さでこの世を去った。

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2018年1月20日のニュース