阪神・北條に燕・山田哲からメモ魔のススメ「調子が悪いときにどうするか」

[ 2018年1月19日 05:30 ]

練習へ向かう北條
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 鳴尾浜で再始動した阪神の北條史也内野手(23)が18日、合同自主トレをしていたヤクルトの山田哲人内野手(25)からメモのススメを受けたことを明かした。

 「(印象に残っていることは)調子が悪いときにどうするか、ということですかね。川端さんもそうですし、哲人さんにも(聞いた)。技術的なこともそうですし、メモをするとか。そこですね」

 早くも収穫は十分だった。年明けから恒例となっている川端、山田哲らとの愛媛県での合同自主トレに参加。前日17日に打ち上げるまで、技術、メンタル両面で助言を仰いだ。中でも心に響いたのが、好不調の際の取り組み方。指導を受けた内容はこれまでも書き留めてきたが、好不調時のそれぞれの感覚をメモに残す作業の重要性を説かれたという。

 「悪くなったときにどう感じたとか。悪い時はどうだった、とか。(これまではノートに)教えてもらったことは書いてましたけど。良い時の感覚、悪い時の感覚とかはメモしてなかった。これからしようかなと思う」

 技術的な事柄がメモ書きの大半を占めていた北條にとって、目からウロコのアドバイスだった。15、16年と2年連続でトリプルスリーを達成した要因は、山田哲なりの工夫があったことを知った。良いと感じたことは、吸収すれば良い。リーグを代表する一流打者の教えを受けて、今後はこれまで以上に「メモ魔」ぶりに磨きをかける構えだ。

 「まずはアピールしないと試合には出られない。今年は、1年間戦い抜くためにどうやってやるか、というのを考えていきます」

 力強い言動が物語るように、心技体の準備は着々と整っている様子だった。期待された昨季は不調に泣いた。遊撃のポジション奪取に燃える若虎。レギュラー定着の極意を胸に、スタートダッシュをかける。(山本 浩之)

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2018年1月19日のニュース