「タイガースアカデミー」4月開校!和田豊氏が特別顧問 野球人口拡大、プロ輩出も

[ 2018年1月19日 08:50 ]

タイガースアカデミー開校記者会見で意気込む(左から)柴田講平氏、和田豊TA、揚塩健治球団社長、上園啓史氏、鶴直人氏
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 阪神は18日、4月から「タイガースアカデミー」を開校することを発表した。NPBでは9球団目の常設スクールで、ベースボールスクールとダンススクールを指導する。特別顧問に就任した和田豊テクニカルアドバイザー(TA=55)は野球の競技者人口拡大を目的に掲げつつ、将来的なプロ野球選手の輩出にも意欲を示した。

 目的は昨今、減少の一途をたどる野球人口の拡大。これまでも球団マスコットの幼稚園訪問、小学生の無料観戦招待、タイガースジュニア、タイガースカップなど、多彩な野球振興活動に取り組んできた。その一環として今回は、アカデミーを設立。揚塩健治球団社長が「野球を始める、あるいは野球ファンになっていただくための入り口づくりと考えています」と話したように、子どもたちに野球、タイガースへの接点をつくることで、底辺拡大を目指す。

 その思いは和田TAも同じだ。野球人口減少に危機感を抱いており、「野球への接点から始めていかないと。まずは野球を楽しむというところから。厳しくより、明るく楽しくというところを教えたい」と意欲。また将来的なプロ野球選手の輩出についても「出すのが目的ではないけど、いずれそういう選手が1人でも2人でも多く出てきてくれると、指導者、コーチ陣もやりがいがあると思う。いずれは、そういう選手が出てきてほしい」と青写真を描いた。

 阪神の野球振興活動を通して誕生したプロ野球選手はタイガースジュニアに所属していたロッテ1位・安田のみ。今後はアカデミーで野球と出会った子どもたちを、プロ野球選手になるくらいの野球ファンにしてみせる。(惟任 貴信)

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2018年1月19日のニュース