試合時間短縮の新ルール 選手会の承認なしで採用か 投球間隔20秒以内

[ 2018年1月19日 09:12 ]

メジャーリーグのロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)
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 試合時間の短縮を狙ったメジャーリーグの新ルールが、選手会の承認なしで今季から採用される可能性があるという。ESPN(電子版)など米国の複数メディアが18日に報じた。

 リーグ側が主張している新ルールは、投球間隔を20秒以内とする「ピッチ・クロック」の導入と捕手がマウンドに行ける回数の制限。ただ、今季からの採用については、これまでのところ選手会が難色を示しているという。

 コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は昨年11月のオーナー会議において、「選手会との交渉による合意が望ましいが、もし、合意に至らなくても2018年からはルールの変更がなされるだろう」とコメント。選手会の承認がなくても新ルールを採用させる構えを見せていた。

 試合時間の短縮はメジャーリーグにとって懸案事項。昨季は「申告敬遠」の新ルールが採用されたが、1試合の平均時間は3時間5分となり、前年の3時間よりも5分伸びる結果となった。

 「ピッチ・クロック」に関しては、すでに2015年からマイナーリーグで導入。メジャーリーグにおける昨季の平均投球間隔は22秒だった。このルールに違反した場合は、投手に対してはボール、打者に対してはストライクが宣告される。

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