ソフトB岩崎 新球チェンジアップ挑戦 防御率1点台前半目標

[ 2018年1月19日 05:30 ]

ブルペンでチェンジアップを投げる岩崎
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 ソフトバンク・岩崎翔投手(28)が18日、宮崎市内で自主トレーニングを公開。今季の目標に2年連続の最優秀中継ぎ投手のタイトル獲得、防御率1点台前半を掲げた。昨季、球団新記録となる72試合に登板したセットアッパーは新球のチェンジアップ習得に取り組むなど、さらなる進化に挑む。

 今年2度目のブルペン。岩崎は傾斜の感覚を確かめながら、切れのいい球を投じる。13球目。「チェンジアップいきます」と、ボールをわしづかみしたまま腕を振り、低めに球を沈めた。

 「去年もキャンプ、オープン戦でチャレンジしたが、打者の反応を見てやめた。今年はもう少し投げられそう。少しずつでも使っていきたい」

 昨季は球団記録の72試合に登板。46ホールドポイントを挙げ、チームの日本一に貢献した。それでも、現状に満足はしていない。「打者は明らかに真っすぐかフォークに絞っていたのが分かった。決め球が増えれば、打者の待ち方も変わってくる」と、新球挑戦の狙いを説明した。

 直球の回転で球速を落とすオリックス・金子千の握りと、打者の手元で逃げるように落ちていく巨人・杉内の握りを動画で研究。2種類を試しながら、自分に合った握りを模索中だ。「まだ3割くらい」と言いながら、今後もブルペンで積極的に投げていく構え。今季は2年連続の70試合登板、最優秀中継ぎ投手のタイトル獲得を目指す。さらに昨季1・99だった防御率は1点台前半が目標で「去年と同じか、それ以上の成績を出さないといけない」と気合が入っている。

 自主トレでは新たなトレーニングも取り入れた。この日は10台のハードルを跳びながら約100メートルをダッシュするメニューをこなし「昨年は股関節が硬くなって動かないときがあった。柔らかく使えるように」。タフネス右腕は、今季も8回の持ち場で大車輪の働きを見せる。

 《理学療法士も同行》岩崎の自主トレをサポートする尾関幸一郎トレーナーは「ハードルのメニューは、股関節などの動きをもっと理解できるように。去年は良かったが今年、来年と3年間活躍しないと」と話した。また、今回の自主トレには秋山クリニック(福岡県新宮町)の理学療法士・大松亮輔氏も同行し、体のケアを行っている。ブルペンでは捕手役も務め「自分も野球をやっていたので」とマルチな役回りを買って出ている。

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