由伸巨人 育成コンビを1軍春季キャンプに抜てき「年齢ではなく競争」

[ 2018年1月16日 05:30 ]

スタッフミーティングに臨む高橋監督
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 巨人の宮崎春季キャンプの1軍メンバーに、育成の松原聖弥外野手(22)と成瀬功亮投手(25)が選出されたことが15日、分かった。

 都内ホテルで開かれたスタッフミーティングで異例の大抜てきが決まった。高橋監督は会議後、「投手も野手も若い選手に出てきてほしい。とにかく年齢ではなく競争で。若い選手が出てきてくれれば理想」と言った。4年ぶりリーグ制覇へ「光る原石」がチームに刺激を与え、競争をあおる相乗効果も生む。

 巨人には山口鉄や松本哲也(現3軍外野総合コーチ)のような「育成の星」が生まれた好例がある。2年目の松原は右投げ左打ちで俊足巧打の外野手。昨季は3軍で打率、安打、盗塁がチームトップで、秋季キャンプのメンバーに選ばれた。

 育成8年目を迎える成瀬はリリーフ右腕で最速150キロを誇る。昨季は2軍で16試合に登板し防御率3・18。7月には初めて1軍練習に呼ばれた。これまではケガに泣かされ思うような成績を残せなかったが、最近の成長度は著しい。

 またドラフト2位捕手の岸田(大阪ガス)、同5位で広島・田中の弟・田中俊(日立製作所)、同6位若林(JX―ENEOS)の新人3選手も、1軍キャンプが内定した。

 今季のチームスローガンは「奮輝」。指揮官は「昨年、満足のいく成績を残せた選手の方が少ないと思っている。世代を問わず全員奮起してもらいたい」と促した。若い力がチームを活性化させる。

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