ロッテドラ1安田は“幕張の申し子” マリン日本人初30発いける

[ 2018年1月15日 05:30 ]

ロッテのドラフト1位・安田は視察した井口監督(右端)の前でロングティーを行い、快音を響かせる
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 ロッテのドラフト1位・安田(履正社)が、ロッテ浦和で行われた新人合同自主トレで、初めてロングティーを実施した。井口監督が初視察する前で40スイング。「(千葉移転後)日本人で30本打った選手がいないと聞きました。将来的に超していきたい。球場に合った打撃を大切にしたい」と、92年千葉移転後、初の日本人30本塁打に意欲を見せた。

 「幕張の申し子」となる。この日は本塁から三塁側のベンチ前まで下がって右翼を狙ったこともあり、柵越えはなかったが、フェンスを直撃する弾丸ライナーもあった。「(日本ハム)清宮はフライで越していくタイプだけど、自分はライナー」。高校通算65本塁打を放ったスタイルは、偶然にも幕張名物の海風にも影響を受けない最適の打法だ。

 指揮官も「打球を見たら(同期の)社会人選手に負けないくらい飛ばしていた。力がある」と太鼓判。昨季までプレーしたZOZOマリンは左翼から右翼への風が多く、「左打者の打球とライナーは飛ぶ。左の長距離が合う」とも付け加えた。

 過去30本塁打以上を達成した球団の日本人選手は50年別当、60、63年山内、81〜86年落合の右打者だけ。「これからもっとスイングを入れて、キャンプの実戦でもアピールできるように仕上げていきたい」。18歳の太い二の腕には大きな夢と希望が詰まっている。「マリン初の日本人30発」は、同時に左打者で球団史上初の偉業となる。 (福浦 健太郎)

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2018年1月15日のニュース