巨人・野上2桁必ず!練習締めは「コモドドラゴン」第1子誕生へ「高まってます」

[ 2018年1月13日 08:00 ]

コモドドラゴンの動きをまねたトレーニングに励む野上
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 西武からFA移籍した巨人・野上が熊本県山鹿市民球場で自主トレを公開し、今季は「先発として2桁勝ちたい」と宣言した。新外国人選手として、ブルワーズからFAとなったヤングマン獲得に動いていることが判明したばかりだが「一年間ローテを守ることが重要」と先発ローテーション死守を誓った。

 昨年末は「エヴァンゲリオンみたいな肩が理想」と、肩甲骨を立てて可動域を広げることに注力。年明けからは背中にも着目している。この日の練習の締めは「コモドドラゴン」と名付けられたトレーニング。背骨を軸に四肢の連動性が求められる難しい動作を、野上はいとも簡単にこなし、速いペースで塁間を往復した。

 指導を受けるのが、サッカー女子日本代表FW永里やDF鮫島らの個人トレーナーも務める中野崇氏。膝を痛めた14年以降「一から体をつくろう」と肉体改造に励み、結果を伴うようになった。背中の動きを意識することで「肩の故障をしにくくなる。可動域が広がって負担が減るので。あとは(球を)前で離せるようになる」と野上は説明した。

 雪の舞う中、50メートル間隔でのキャッチボールも実施。時折、ポケットの中に忍ばせたカイロで右手を温めながら、きれいな回転の掛かったボールを放り続けた。仕上がりは順調で、例年通りキャンプ初日にブルペン入りする見通しだ。

 春には妻で元「モーニング娘。」の石川梨華(32)との間に第1子が誕生予定。「(気持ちが)高まってます」と話す右腕は公私ともに充実した移籍1年目にすべく、抜かりのない準備を進めていく。 (池田 翔太郎)

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