亜大が始動 異例の女子高校ソフト選手との合同練習 生田監督「交流しながら勉強していくのは良いこと」

[ 2018年1月7日 16:45 ]

女子ソフトボール選手とともにノックを受ける亜大ナイン                               
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 東都大学リーグの亜大が7日、西多摩郡日の出町の同大グラウンドで始動した。

 この日は女子の高校ソフトボール選手との合同練習でスタート。大学の強豪野球部がソフトボール選手とともに練習するのは異例をケースだ。

 偶然がコラボにつながった。6日からソフトボールの強豪・藤村女子、東海大菅生、岩手・千厩、伊奈学園総合が4校合同で亜大の施設を借りて合宿を開催。自前のグラウンドがなく、今の時期は公営球場を借りるのも難しいため、合同練習することが多いという。そんな姿を見た野球部の生田勉監督が「せっかくだから一緒に練習しましょう」と声をかけ、東京五輪追加種目さながらの「野球・ソフトボール」タッグが実現。約1時間、各ポジションに分かれて軽いノックやネットスロー、トレーニングなどが行われた。

 相乗効果は大いにある。硬式の選手にとっては普段扱っている球より大きいソフトボールを扱うだけに、「塁間が野球に比べて短いので、ジャッグルしたらセーフ。だから、ごまかしがきかない。しっかり守らなきゃいけないのですごく勉強になる」と生田監督。ソフトボール選手にとっても「男子と一緒にやることで、スピード感やプレーのうまさをイメージしやすくなる」と千厩の藤原麻起子監督。藤村女子・西川友理監督や東海大菅生・三沢秋菜監督は「世界観が広がる。一緒に練習できてとても良かったです」と声をそろえた。今秋ドラフト候補の主将・頓宮裕真捕手(3年、岡山理大付)も「話を聞くことができて、プラスになった」と振り返った。

 生田監督は「オリンピックもありますし、交流しながら勉強していくのは良いことだと思う。これからもこういう交流ができれば」と期待を寄せた。

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2018年1月7日のニュース