ソフトB和田、ローテ守り2桁、そして「最優秀防御率目指す」

[ 2018年1月7日 05:30 ]

星野氏との思い出を語るソフトバンク・和田
Photo By スポニチ

 さらなる高みを目指す。ソフトバンクの和田毅投手(36)が6日、福岡県筑後市のファーム施設で自主トレを公開。5日の本格始動から2日目にもかかわらず、外野のポール間走を30本と厳しいトレーニングで笠谷ら若手と汗を流した。

 「一年間ローテーションを守れば、2桁勝利はついてくる。全部のタイトルを獲ったことがないので、最優秀防御率のタイトルを目指していければ」

 2月に37歳を迎えるベテランは貪欲だ。これまでに新人王、最多勝、MVP、勝率第1位と数々の称号を得てきたが、まだ手にしていない最優秀防御率のタイトルを今季の目標に掲げた。昨年は5月に左肘を手術した影響もあり、わずか4勝に終わった。オフには投球動作を見直し、この自主トレでは臀(でん)部など下半身の使い方を細かく追求したメニューを加えた。

 今年は笠谷、育成の斎藤、伊藤、この日は所用で不参加だった田中を合わせて5人と大所帯での自主トレとなった。「教えることで気づくこともある。がむしゃらさに刺激を受けながら、よりレベルアップしたい」と若い力も吸収する。

 突然の訃報には絶句した。4日に死去した星野仙一氏とは08年北京五輪で監督、選手として接した。五輪メンバー選出の際には手紙を受け取った。「熱い方ですけど、その中に優しさがあった。今でも信じられない」。昨夏に筑後でリハビリをしていた際、ファーム施設を視察に訪れた星野氏と言葉を交わしたのが最後になった。六大学の大先輩へ完全復活を必ず届ける決意だった。

続きを表示

2018年1月7日のニュース