大リーグ機構 試合時間短縮へ向け選手会と会合 ピッチクロックの導入議論

[ 2018年1月5日 10:12 ]

マウンド上の田中に声を掛けるサンチェス (AP)
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 来週に大リーグ機構と選手会の間で、今季からの試合時間短縮に関する会合が交わされる予定だという。米国のESPN(電子版)が4日に報じた。

 コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は試合時間の短縮を優先事項としており、昨季からはベンチが敬遠を申告することで、投手が投球をせずに四球とすることができる「申告敬遠」が導入された。しかし、昨季の9回終了における平均試合時間は3時間5分。前年よりも5分伸びるという皮肉な結果となった。

 今回の会合で議論となるのが、投球間隔の時間短縮を促すピッチクロックの導入と捕手がマウンドに行ける回数の制限。ピッチクロックは投手がボールを受けてから20秒以内での投球を促すもので、すでにマイナーリーグでは2015年から導入されている。昨季の大リーグにおける投球間隔の平均時間は22秒。2秒を短縮させたい大リーグ機構だが、導入には選手会の承認が必要となる。

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2018年1月5日のニュース