広島 球団史上初リーグ3連覇の鍵は?オーナー号令“四球減”

[ 2018年1月5日 05:30 ]

17年、リーグ2連覇を飾った広島
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 広島は4日、広島市内の球団事務所で仕事始めを迎え、松田元(はじめ)オーナーが球団史上初のリーグ3連覇へ決意を新たにした。

 選手から届いた年賀状の中でも昨季セ・リーグMVPの丸が手書きで添えた「3連覇して、マツダスタジアムでビールかけがしたいです」の一文に感激。「チームもわれわれも同じような気持ちで望んでいるということ」と歓喜の瞬間を広島で迎えることを夢見た。

 今季はマツダスタジアムが開場10年目となる節目。「日本一の球場と思っている。だからこそチームも日本一になってほしい」。過去2年はいずれも敵地でリーグ優勝が決定。16年は日本シリーズ、17年はクライマックスシリーズで敗れ、本拠地では胴上げやビール掛けをできなかった。「(丸は)よく分かっている。思うところがあったんじゃないかな」と主軸の熱い思いがうれしかった。

 3連覇へ向けた課題については「四球を少なくすることが最大のポイント。去年の苦しい勝ち方(の要因)に一つあったのが四球じゃないかなと思う」と指摘した。与四球数は16年の418(リーグ2位)から17年は476(同4位)へ悪化。「16年の時よりも減らさないといけない」。“四球減”のオーナー号令が大目標への大きな手がかりになりそうだ。(河合 洋介)

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2018年1月5日のニュース