清宮 大打者への道語る2「早く木のバットに慣れることが大事」

[ 2018年1月1日 05:30 ]

ファンに向けて年賀状を差し出す清宮
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 ――メジャーに挑戦するためにも、日本で実績を残さないといけない。最初の課題は木製バットへの対応か。

 「そこが凄く今までと違うところだと思っている。金属だと打てたというのが、U―18(※5)でも凄くあったので。いろいろ試行錯誤しながらですけど、自分に合ったバットというか、早く木のバットに慣れるということが大事かな思います」

 ――プロの投手は球威も切れも違う。不安はあるか。

 「やっぱり、そこじゃないですか。打席に入ってプロの球を見て、自分がどう感じるかが凄い気になっている。もしかしたら“到底及ばない”と思うかもしれないし、“意外といけるな”と思うかもしれない。そこはまだ分からない」

 ――プロで通用するという声もあれば、しないという声もある。どう受け止める。

 「面白いなと」 ――キャンプに臨むにあたって、準備しておきたいことは。

 「走ったり、体づくりももちろんしていますけど、やっぱり打撃ですかね。木に慣れるというか。キャンプでもたくさん打ったりできると思うけど、そこを一番大事にしてやっていきたい」

 ――中村選手や安田選手もドラフト1位でプロ入り。その中で「清宮世代」と言われるのは。

 「どうなのかなと思うんですけど、先頭に立ってやっていきたいという思いはある。これから次第かなと思っています」

 ――今年の漢字1字に「道」を選んだ。

 「大事にしている言葉でもあるんですけど、自分がこれからやっていくにあたって、あらゆる試練とか苦難があると思う。自分に与えられた道というのが必ずあると思っていて、いろんな“登り方”もあったりすると思うけど、希望を持って進むことで進む道を切り開いていければという思いがあります。あと、北海道の“道”です。松下幸之助(※6)の言葉で“道”というのもありました」

 (※5)昨年8月にカナダで行われ、4番に座った清宮は9試合で32打数7安打、打率.219、2本塁打、6打点と不振に終わる。侍ジャパン高校代表は銅メダル。

 (※6)実業家で、松下電器(現パナソニック)の創業者。

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