“桐生に勝った男”阪神ドラ4島田「足だけじゃない」即戦力の誓い

[ 2017年12月28日 08:20 ]

壇上で出身チームの宇土イースターズの現役選手たちと「六甲おろし」を歌う阪神・島田(中央)                               
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 阪神のドラフト4位・島田海吏外野手(21=上武大)が27日、故郷の熊本県宇城市内で行われた「阪神タイガース入団祝賀会」に出席。集まった約140人の前で「足戦力」ではなく正真正銘の即戦力となる活躍を宣言した。

 「足だけじゃないというところもアピールしていきたいですね。やっぱり打ちたい。塁に出ないと何も始まらないので。振る力は大学4年間で自信をつけた部分でもあります」

 日本最速を誇る桐生祥秀に勝った男として、俊足は認知され始めているが、上武大3年春のリーグ戦で打率・469を記録して首位打者を獲得するなど打撃にも非凡なものを持つ。練習量が多いことで知られる上武大で4年間徹底的に振り込んだことで、打力にも磨きがかかった。

 「(打率)3割打てると一番いいと思います。(最低でも)2割7分以上が目標。これくらいは毎シーズン、コンスタントに残していきたい」

 来年7月14日には地元・熊本でオールスターゲームが予定されている。夢の凱旋試合に向けて「(球宴出場がかなえば)最強ですね(笑い)。大きな目標も大事だと思う。目の前の仕事を積み重ねていって、結果的に出られればいいな、というのはある。球宴は将来的な目標でもある」と色気も見せた。

 「まずは開幕1軍を目指して、1試合でも多く出たい」。応援してくれる故郷の人々に活躍を届けるべく、自慢の足はもちろん、打撃でも暴れ回る。(河合 洋介)

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