阪神・岩崎、先発で160イニング “中継ぎ岩崎”の穴埋める

[ 2017年12月25日 05:30 ]

岡崎(右)ととともにトークショーに出演した岩崎
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 阪神・岩崎優投手(26)が24日、大阪・野田のショッピング施設「ウイステ」でトークショーに参加し、先発再転向する来季の目標に160イニング以上とプロ初完投を掲げた。今季66試合に登板した「中継ぎ岩崎」の穴を「先発岩崎」で埋める決意だ。

 「(過去に)先発3年間やりましたけど、1年間いることがなかった。まず1年間、ローテを守って投げるのが大事だと思う」

 60試合登板クインテットの一角を担った男がブルペンを離れることはチームにとって痛い。代役の中継ぎ左腕の出現も待たれる中で、岩崎は自力でカバーする「男気」を示した。

 「(中継ぎの大変さは)もちろん分かっています。回の途中とか、走者を出しているようだと、(ブルペンで)肩を作っている人が誰かいてるのは分かっているので。任されたイニングを投げきれるようにしていきたい」

 トークショーの中では規定投球回到達とした目標を司会を務めたOBの中西清起氏の?咤(しった)もあって160イニングに上方修正。ブルペンの負担を軽減させるべく、1イニングでも多く投げる決意だ。

 「今年も(リードして)9回にマウンドにいたことがなかったので。試合を締める経験がないので、やってみたい。先発なら、もちろん、そう(完投したい)でしょう」

 プロ4年間で未経験のプロ初完投にも強い意欲を口にして中継ぎ陣に「完全休養日」も作る覚悟。救援から先発に戻ってもフル回転の誓いは不変だった。(遠藤 礼)

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2017年12月25日のニュース