阪神・糸原 恩師の“闘魂注入”で定位置獲り「競争なので」

[ 2017年12月24日 05:30 ]

ファンとハイタッチを交わす糸原
Photo By スポニチ

 阪神の糸原健斗内野手(25)は23日、大阪市内のホテルで開催されたファンクラブを対象にした「クリスマスパーティー」に出演。年末年始は故郷の島根に帰省し、開星時代の監督だった野々村直通氏から「闘魂」を注入してもらうことを明かした。

 「しっかり、あいさつをして来年も頑張りますと誓ってきます。今も気にかけてくださっているので」

 野々村氏は、短髪にサングラス姿がトレードマークの強面(こわもて)。当時は「“この打席で打てなかった死ぬんだ”というぐらいの気持ちで打席に立て」と指導されるなど技術はもちろん、精神面も鍛えられた。「(高校時代に)気持ちの部分を大切にしていかないといけないと学んだ。今も大事にしています」と教えを胸に刻み、ここまで歩んできた。

 ルーキーイヤーの今季は開幕1軍入りを果たし66試合に出場して打率・259、1本塁打、24打点も7月19日の広島戦で右膝を負傷し戦線離脱した。同期入団の大山が来季は二遊間に本格挑戦する方向でレギュラー争いがし烈さを増すことは確実。「競争なので。(ポジションは)一人しか出られない。その一人になれるように頑張るだけ」。高校時代に叩き込まれた負けん気の強さで、定位置争いを勝ち抜く。(河合 洋介)

続きを表示

2017年12月24日のニュース