福留サンタ 松坂復活を熱望「シーズン中のマウンドで見てみたい」

[ 2017年12月23日 05:30 ]

サンテレビ「熱血!タイガース党」に出演し、サンタのコスプレを披露する福留
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 阪神・福留孝介外野手(40)が22日、来年1月下旬に中日の入団テストを受ける松坂大輔投手(37)に熱いエールを送った。

 「本人がまだ野球がやりたいという気持ちを持っていて、中日がね…。入れば、またセ・リーグが変わるかもしれない。僕がどうこう言えることじゃないし、まだ決まっていない段階で言えることはないんだけど…」。慎重に言葉を選んでも語尾は自然とはずんだ。

 かつての侍で2人は常連組だった。銅メダルを獲得した04年のアテネ五輪、2連覇した06、09年のWBCで日本代表の投打の主力として世界の強豪と何度も戦った。松坂の全盛期を知るからこそ、再起を強く願った。

 中日に在籍していた05年の交流戦で西武時代の松坂と2試合対戦して8打数無安打。国内で残る対戦成績だ。ソフトバンク時代の唯一の阪神戦登板は15年3月4日のオープン戦(3回無失点)で、福留は出場していなかった。

 「あったね。でも、オープン戦じゃなくてね。真剣勝負のシーズン中のマウンドで見てみたい。野球ファンなら誰もがそう思っているんじゃない。選手としてではなく、一ファンとして強くそう思う」

 松坂が晴れてテスト合格すれば、来季はセ・リーグのライバルとして戦うことになる。しかも、中日は福留にとっては古巣でもあり、注目の顔合わせになることは必至だ。何度も強調した“ファンとして”ではなく“選手として”松坂と向き合う時が来る。

 名球会参加で訪れた米ハワイから帰国し、「ちょっとずつ始めている」と自主トレの段階も上がった。来年4月で41歳。金本監督から積極休養の方針を示されても「前提にはしない。選手としては全部出る気持ちを持って準備していく」と頼もしい。松坂の存在も刺激に変え、来春を見つめた。

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2017年12月23日のニュース