人的補償で西武移籍の高木「昔の夢」打倒・巨人かなえる

[ 2017年12月21日 05:30 ]

入団会見を行った西武・高木
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 巨人にFA移籍した野上亮磨投手(30)の人的補償として、西武に移籍した高木勇人投手(28)が20日、埼玉県所沢市の球団事務所で入団会見を行い、「打倒・巨人」の夢を披露した。

 「昔からジャイアンツが好きで、“ジャイアンツを倒すために違うチームに入って”というのは昔の夢だった。だからこそ、いい機会かなと思います」。西武のユニホームを着て口にしたのは、意外な言葉だった。ファンだったからこそ、巨人を倒してみたいと夢見た少年時代。「キャッチャーをしていたので、村田真一さんが好きでした」。現ヘッドコーチの名前を挙げるあたりが、筋金入りのファンらしさ。3年間所属した古巣のプロテクトリストから漏れた移籍により、交流戦で対戦する機会が訪れた。

 西武は野上の穴を埋める先発候補として、その野上がつけていた背番号20を与えた。鈴木葉留彦球団本部長は「うちの打線は3、4点ならはね返す力がある。勝ち星は伸びる」と2桁勝利を期待。高木も「打撃のいいチーム」と印象を口にし「優勝に少しでも貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 内海ら元同僚からは「チャンスだからしっかり頑張ってこい」と激励された。新天地でのテーマは「パワー」。プロ入り後、自転車で世界を巡る人物などに出会い「話を聞いて凄いパワーだと思った。ちょっとずれているかもしれないけど、それにしました」と独特の感性で、新たなスタートの言葉とした。 (春川 英樹)

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2017年12月21日のニュース