西武・森、正妻獲り“豪語” オーストラリア仕込みの会話で自信

[ 2017年12月20日 06:38 ]

500万円ダウンも笑顔を見せる西武・森
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 西武・森がオーストラリア仕込みのコミュニケーション術で投手陣の心をつかみ、正捕手奪取を目指す。入団4年目で初のダウンとなる500万円減の来季年俸4000万円で更改。「捕手としてレギュラーを獲りにいくつもりでやりたい。しっかり守り、打撃でも活躍できる選手になりたい」と言い切った。

 今オフはオーストラリアのウインターリーグに志願参加した。世間話は別として、先輩投手陣との込み入った野球の話はどうしてもかしこまりがちだった。「捕手として勉強したかったし、言葉も環境も違う中でやりたかった。試合中も毎イニング投手と会話して。感じたことを投手陣と話せたし、実のある期間になりました」。苦手の英語は何を聞かれても「イージー!(easy=余裕)」と返し、輪に溶け込み戦力として認められた。

 帰国後も英会話は続ける。「ウルフやメヒアに絡んでいきたい」と対外国人も余裕の表情。炭谷や岡田らライバルは強力だが、鈴木葉留彦球団本部長も「3番・DHは認めない。3番・捕手だ、と伝えました」と近年減った打てる捕手の一本立ちを心待ちにする。

 3月の左肘骨折の影響で今季は自己最少38試合の出場。まずは体重を現在の86キロから3キロ減らし、再出発を切る。「まず規定打席には達したい。半分以上は捕手で出て。その上で打率3割なら最高だと思います」。ウインターリーグで違和感を訴えた右膝は幸い軽症で、交渉後には元気に半袖半ズボン姿でバットを振り込んだ。南からの土産を手に捕手にこだわり勝負する。 (後藤 茂樹)

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2017年12月20日のニュース