松坂、中日が獲得調査 再起をかけセ・リーグ初挑戦か

[ 2017年12月18日 23:32 ]

ソフトバンクを退団した松坂
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 中日がソフトバンクを今季限りで退団した松坂大輔投手(37)の獲得調査を行っていることが18日、分かった。右肩の不調で今季1軍登板はなく、リハビリ途上の右腕に対し、支配下選手登録枠をにらみながら慎重に検討を重ねているとみられる。再起をかけた移籍先が初のセ・リーグとなるか、動向が注目される。

 中日は今季も5位に沈み、球団記録を更新する5年連続Bクラスに低迷。チーム防御率4・05はリーグ5位で、投手陣の不振が順位に直結した。2桁勝利投手は2年続けて不在の中、今季6勝をマークしたジョーダンがヤクルトに移籍。経験豊富な吉見や大野雄、若手では小笠原や柳ら頭数はそろうが、右腕では鈴木翔の5勝が最多だった。

 松坂は14年オフに3年契約でソフトバンクに入団し、9年ぶりの日本球界復帰を果たしたものの、15年8月に右肩内視鏡手術を受けるなど、右肩の不調が続いた。1軍登板は昨年10月2日の楽天戦の1試合のみで、今季限りで退団。まだリハビリ途上だが、10月には数回にわたってブルペン投球を行うなど、右肩の不安は解消されつつある。

 中日の森監督は西武OBで松坂が西武に入団した99年に投手コーチを務めていた。さらに選手としてともにプレーし、信頼の厚い友利結国際渉外担当がおり、溶け込みやすい環境は整っている。交渉がまとまれば、日本3球団目で初のセ・リーグ移籍となる。

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2017年12月18日のニュース