阪神・桑原 高級車ゲットも愛車変えない「愛着あるので」

[ 2017年12月13日 05:50 ]

ヤナセMVP賞を受賞した桑原は車に乗り込んで笑顔
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 「2017ヤナセ・阪神タイガースMVP賞」の表彰式が大阪市内であり、今季チーム最多の67試合に登板した桑原謙太朗投手(32)に『メルセデス・ベンツC180』が贈呈された。本体価格441万円の高級車をゲットした桑原は「ベンツは初めてです。不思議ですね。自分で買わずにもらえるなんて。素直に喜んでいます」とほおを緩めた。

 しかし、ベンツを頂いたから、即「乗り換え」とはならないのが桑原だ。「両方乗ります。今の車もずっと乗って愛着がある。廃車まで付き合ってもらおうかなって」。現在の愛車は、08年横浜に入団する際に契約金で購入した中古車。10年間で走行距離は約10万キロにも到達する。車好きのプロ野球選手となれば、数年に一度は車を変更するが、「性格上、ポンポンと変えないので」と、今でも愛車のままだ。「ベンツもセカンドカーとして大事に乗ります」というが、初心を忘れない謙虚な一面を見せた。

 今季の成績、4勝2敗39ホールド、防御率1・51は圧巻だが、野球でも初心は忘れない。「まず若い子との競争に勝たないといけない。キャンプ、オープン戦で結果を出さないとそこにはいけない」。ブルペンでの居場所を確保するため、春から全力アピール。そのために現在も着々と自主トレをこなしている。来季も登板数、防御率にこだわりを見せ、「調子の波をどこまで少なくできるか。夏場をどうやっていくか、考えたい」とキッパリ。下積みの長い苦労人だけに、ベンツに乗っても慢心はなさそうだ。 (鶴崎 唯史)

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