西武 牧田のポスティング申請 MLB通知後交渉期間は30日

[ 2017年12月11日 17:35 ]

 西武は牧田和久投手(33)が米大リーグに移籍するためにポスティングシステムの申請手続きを行ったと11日、発表した。日本野球機構(NPB)を通じて申請を受けた米大リーグ機構(MLB)が全30球団に通知後、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団が30日間交渉できる。

 ポスティング制度の今オフの利用は、日本ハムからエンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平選手(23)に次いで2人目。

 牧田は今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表として出場して米挑戦の思いを強め、球団に移籍を申し入れて容認されていた。今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得したが、メジャーに移籍するためにはポスティング制度を利用することが必要だった。

 静岡・静清工高(現静清高)、平成国際大から日本通運を経て2011年にドラフト2位で西武入りし、新人王に輝いた。下手投げで先発から抑えまでこなし、今季は救援で58試合に登板し、3勝3敗、防御率2・30。

 ポスティング制度は、来オフから選手が結んだ契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる新制度に移行するが、今オフは日本球団が上限を2000万ドル(約22億6000万円)に譲渡金を設定する従来のルールが適用される。

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2017年12月11日のニュース