トレーナー寺田氏に聞く「エンゼルス」気候も暖かいがチームの雰囲気も温かい

[ 2017年12月11日 10:00 ]

入団会見に同席した高橋氏(左)と寺田氏
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 11〜12年の高橋尚成以降、日本選手がプレーしていないエンゼルス。現在のチームの雰囲気はどうなのか。4日の面談にも参加した、トレーナー兼マッサージセラピストの寺田庸一氏(40)に聞いた。 (大林 幹雄)

 11年に高橋のトレーナーとしてエンゼルス入りし、13年以降はチーム全選手のケアを担う寺田氏は「気候も暖かいですが、チームの雰囲気も温かい」と語る。試合前のクラブハウスではコーチ陣、フロント陣が選手たちと冗談を飛ばし合う。

 通算614本塁打で37歳のプホルスの立ち位置は「率先してみんなに話しかけるタイプではないけれども、聞かれたら気さくに答える。兄貴的な存在」。若手に打撃のアドバイスを送ることもある。

 一方、26歳にしてスーパースターの座に上り詰めたトラウトは「冗談を言いながら、のびのびやっている」そうで、象徴的なのがトレーナー室での一幕。うつぶせでマッサージを受けているプホルスのスキンヘッドを撫でて逃げるなどのイタズラを試みるという。

 寺田氏は4日に行われた大谷との面談に同席。故障予防のため、今後取り組む球団のプランなどを披露した。「例えばハムストリング(太腿裏)の可動域や体の水分量など、キャンプ前とキャンプ中に取ったデータを数値化してパフォーマンスの差をチェックしたりします」。過去5年の蓄積データも駆使し、現場に反映させる。「これまでやってきたことを生かして、いい環境をつくってサポートできれば」と話した。

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2017年12月11日のニュース