ソフトB千賀「菊池さんは筋トレの鬼」“雄星式”で肉体改造へ

[ 2017年12月9日 10:30 ]

NPBアワーズに出席したソフトバンク・千賀(左)と西武・菊池
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 ソフトバンクの千賀が“雄星式”で鋼の体を手に入れる。今季は2年連続で2桁勝利を挙げ、勝率第1位で初タイトルを獲得したものの、シーズンを通して左背部の張りに苦しんだ。「(腕を後ろに)引く動き」とオフの強化ポイントを挙げた。

 晴れ舞台で肉体の違いを見せつけられた。11月20日のNPBアワーズ。最多勝と最優秀防御率の2冠を手にした西武・菊池と同じ壇上に立った。「菊池さんは筋トレの鬼。(背中、お尻、下半身を鍛える)デッドリフトが凄いと聞いた。僕はやったことがないので、取り入れたい」。新たなチャレンジに目を輝かせる。

 育成選手時代から指導してきた倉野投手統括コーチも「まずはケガ予防という意味が大きい」と新しい取り組みを歓迎する。強化することで投球動作が安定し、パフォーマンス向上が見込める。「もう一つランクを上げるために、馬力というか、パワーアップすることにつながれば」と期待を寄せた。

 体力強化などを行う“工藤塾”も来季で3年目になる。工藤監督は東浜、千賀ら1期生について「ホップ、ステップ。そして来季はジャンプの年」と位置づける。ただ、千賀自身は手応えはあまりないという。

 「自分の中では去年は2桁勝てて良かったけど、今年の数字じゃステップとか言えない。何も進んでいない」

 目指すのは、もっと高いところだ。「先発と言えば、最優秀防御率」ときっぱり。球界のエースへ――。まずはケガをしない最強の体をつくる。(記者コラム・後藤 実穂)

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2017年12月9日のニュース